- マンジャロによる医療ダイエット
- マンジャロの副作用と対処法
- マンジャロを使用できない人
- マンジャロが適している人
- 他の痩身治療薬との違い
- 基本的な治療方法(使い方と診察の流れ)
- 料金のご案内
- マンジャロに関するよくある質問
マンジャロ(Mounjaro)による医療ダイエット
マンジャロとは
マンジャロ(チルゼパチド)は、2型糖尿病治療に使用される注射型の医薬品です。
GLP-1とGIPという2つのホルモンに作用し、食欲を抑えるだけでなく脂肪代謝にも働きかけます。従来の痩身注射は「食事量を減らす」ことが中心でしたが、マンジャロは「脂肪が蓄積しにくい体質に変える」点が特徴です。
無理な我慢を前提とせず、自然と食べ過ぎを防げるため継続しやすい治療です。
マンジャロで痩せる理由
食欲を抑制する
満腹中枢に作用して食欲自体を下げるため、「我慢するダイエット」と比べてストレスが少なく、自然と食事量を減らすことができます。
満腹感が持続する
胃から腸に食べ物が移動するスピードをゆっくりにすることで、少量の食事でも満足感が長時間続き、間食や夜間の食べ過ぎが減ります。
脂肪の分解を促進する
インスリンの働きが改善され、余分な糖が脂肪として蓄積されにくい状態になります。同時に、すでに蓄積している脂肪をエネルギーとして消費しやすい体質に変化します。
マンジャロのダイエット効果
臨床研究では、マンジャロ使用者に継続的な体重減少が確認されています。
| 期間 | 平均的な減量 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1〜2ヶ月 | 食欲が整う時期 | 徐々に体重に変化が出始める |
| 3〜4ヶ月 | 体重の5〜10%減少 | 見た目に変化が現れやすい |
| 6ヶ月以降 | 10〜20%の減量例も多い | 内臓脂肪が特に減りやすい |
ウエストサイズが変わり、洋服のフィット感が変化する人が多いのが特徴です。
マンジャロの副作用と対処法
マンジャロは、食欲や消化、代謝に関わるホルモンへ作用するため、使用開始初期に体が慣れるまで副作用が出ることがあります。副作用は「薬に身体が適応しようとしているタイミング」で起こりやすく、特に1〜4週目に見られます。多くの場合、継続とともに落ち着きます。
主に見られる消化器症状
- 吐き気
- 胃の張り、胸焼け
- 下痢または便秘
- 食欲低下によるだるさ
対処方法としては、以下が効果的です。
- 食事は少量ずつゆっくり摂る
- 脂っこい食事や揚げ物を控える
- 食後すぐに横にならない
- 水分をこまめにとる
症状が強い場合は、無理に増量せず医師と相談しながら調整します。
低血糖について
マンジャロ単体で低血糖は基本的に起こりませんが、糖尿病薬(特にインスリン・SU薬)を併用している場合に注意が必要です。
低血糖の兆候:
- 冷や汗
- 手の震え
- 動悸
- ふらつき
対応方法
ぶどう糖、果汁飲料、飴など、素早く吸収される糖分を摂取
注意が必要な症状
背中やみぞおちに強い痛みが続く場合は、急性膵炎の可能性があるため受診が必要です。
マンジャロを使用できない人
マンジャロは、すべての人に適しているわけではありません。以下に該当する場合、使用は推奨されません。
- 妊娠中または授乳中の人
→ 妊娠・授乳期の安全性データが十分ではありません。 - 過去に膵炎を起こしたことがある人
→ 再発リスクを考慮する必要があります。 - 重度の腎障害がある人
→ 薬剤の代謝と排泄に影響が出る可能性があります。 - 過去にGLP-1製剤で重度の副作用を経験した人
また、診察では次の点を総合的に評価します。
- BMIと体重推移
- 内臓脂肪量
- 血糖・肝機能・膵酵素などの血液検査値
- 現在使用している薬との相互作用
自己判断ではなく、医師による安全性評価が前提となります。
マンジャロが適している人
マンジャロは、食事制限や運動だけでは減量が難しかった人にとって、体の仕組みにアプローチできる治療です。 特に適しているのは以下のような人です。

- 食欲が強く、自分でコントロールしにくいと感じている人
- 間食や夜食が習慣化している人
- 早食いしやすい、満腹になるまで食べてしまう人
- 白米・パン・麺類・甘い飲料を頻繁に摂る人
- BMIが高い、もしくは脂肪肝・高血圧・高血糖など代謝リスクがある人
逆に以下のタイプは適応検討が必要です。
- もともと食事量がかなり少ない人
- 過度な痩身を目的とした人
- 摂食障害の既往がある人
マンジャロは「我慢するダイエット」ではなく、「体が自然に食べ過ぎなくなる状態をつくる治療」です。
他の痩身治療薬との違い
| 薬剤 | 作用 | 投与回数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マンジャロ | GLP-1 + GIP | 週1回 | 食欲抑制と脂肪代謝改善の両面に作用 |
| オゼンピック | GLP-1 | 週1回 | 食事量コントロールに適する |
| サクセンダ | GLP-1 | 毎日注射 | 効果は穏やかで始めやすい |
目的や体質に応じて使い分けます。
基本的な治療方法(使い方と診察の流れ)
マンジャロは週に1回投与する自己注射型の薬です。投与曜日を決めておくと、習慣化しやすく、効果も安定します。
診察の流れ
- 予約(来院またはオンライン)
- 問診で生活習慣や既往歴を確認
- 必要に応じて血液検査や体組成の測定
- 治療の説明と注射方法の案内
- 処方(院内または配送)
- 定期フォローで体重と副作用を確認しながら量を調整
投与方法

出典:Lilly|マンジャロと一緒にめざす HbA1c目標値
- 灰色のキャップをはずす
- 底面を皮膚にあて、ロックを解除する
- 注入ボタンをおしてそのまま待つ
注入ボタンを押したあとは、約10秒待ちましょう。薬剤の注入は長くても10秒で以内に完了します。また、使用後は自動的に針が本体に戻る仕組みになっていますが、破棄時は針が露出していないことを確認してください。
継続に伴う身体の変化の目安
| 期間 | 身体の状態 | 治療の狙い |
|---|---|---|
| 1〜4週 | 吐き気など副作用が出やすい | 身体を薬に慣らす |
| 2〜3ヶ月 | 食欲が安定し体重が徐々に減少 | 減量効果が現れ始める |
| 4〜6ヶ月 | 脂肪が安定して落ちる | 内臓脂肪・脂肪肝の改善 |
| 6ヶ月以降 | リバウンドしにくい状態へ移行 | 体質レベルの安定化 |
継続のポイント
- 焦らず段階的に増量する
- 「体重が落ち始めるまでに時間がかかる時期」があることを理解する
- 過度な食事制限は不要だが、油・砂糖・飲酒量は調整する
継続することで、「食べ過ぎない状態」と「燃えやすい体」が定着します。
料金のご案内
| マンジャロ2.5mg 4本(1ヵ月分) |
16,000円(税込) |
|---|---|
| マンジャロ5.0mg 4本(1ヵ月分) |
32,000円(税込) |
| マンジャロ7.5mg 4本(1ヵ月分) |
48,000円(税込) |
| マンジャロ10mg 4本(1ヵ月分) |
64,000円(税込) |
初回限定セット
| マンジャロ2.5mg 4本(1ヵ月分) |
14,000円(税込)/1本3,500円(税込) |
|---|
※当クリニックで処方する治療薬は全て国内正規品です。
※ 当院はメンズクリニックですが、医療ダイエットに関しては女性お一人でのご来院も可能です。
マンジャロに関するよくある質問
痩身目的でマンジャロは保険適用になりますか?
痩身や体重管理を目的とした使用は、健康保険の対象外です。保険適用となるのは、2型糖尿病の治療が必要と医師が判断した場合のみです。ダイエット目的の場合は、自由診療での自己負担となります。
注射は痛いですか?
マンジャロはペン型の自己注射で、針は非常に細く短いため、痛みは少ないことが多いです。針が刺さる感覚はあるものの、「採血のような痛み」とは異なり、軽い刺激で済むケースがほとんどです。 痛みが気になる場合は、腹部や太ももなど皮下脂肪の多い部位が比較的打ちやすいです。
副作用で眠気は出ますか?
眠気は主な副作用としては報告されていません。ただし、食事量が急に減って血糖が下がったり、エネルギー不足が続くとだるさを感じることがあります。不調を感じた場合は、食事内容の調整や投与量の見直しが有効です。
どれくらいの期間で効果が出ますか?
平均的には、2〜3ヶ月目あたりから体重や食欲の変化を感じる人が多いです。最初の1ヶ月は「体を慣らす時期」のため、大きな体重変化がなくても治療として問題ありません。6ヶ月以上継続すると、内臓脂肪や体質面での改善が安定しやすくなります。
中止したらリバウンドしますか?
適切に中止すれば、必ずしもリバウンドするわけではありません。ただし、急に中止すると食欲が戻りやすいため、投与量を徐々に減らすことが重要です。医師と相談しながら段階的に減量していくことで、体重維持の成功率が高まります。
個人輸入やフリマサイトで購入しても大丈夫ですか?
推奨できません。個人輸入品や転売品は、成分の安全性・保存状態・品質保証が不明で、偽物や模倣品のリスクもあります。医療機関で診察の上、正規品での処方を受けることが安全です。